アドリア海の入り江にあるコトルの町は小さい町で、頑固な城壁に囲まれた旧市街、
12世紀から14世紀にかけ形成されたかわいい町、古い建物が数多く残り町並みが保存された町です世界遺産になっている。1979年の地震で大きな被害を受けました。コトルは
ローマ帝国が東西に分裂した際のちょうど境界線上に位置しており、東西ヨーロッパ両方の
文化が混じり合った町でもあります。町の守護聖人聖トリプンは、西のカトリック、東の正教ともに尊敬されている聖人で、町に建つ聖トリフォン教会は、ロマネスク様式でカトリックの教会でありながらも教会内にはフレスコ画が残っています。西の教会文化の融合を感じます。
コトルは城壁でぐるりと取り囲まれています。
城壁は山肌と同じ色をしているため目立たない、山の中腹まで達する技術は大変優れたもので、城壁建築の傑作とたたえられているほどです。
|