世界遺産 World Heritage
| サブラータは紀元前１２世紀頃から、地中海で盛んに公益活動を行ったフェニキア人が 築いた街アフリカやスーダンから持ち込まれる金や宝石の中継拠点として栄えた。 紀元２世紀にはギリシア人も入ってきて、都市建築や彫刻技術を持ち込んだ。 紀元１世紀に大地震の後行われた再建で、砂岩を主体に大理石や石灰岩で装飾された ローマ的都市へと変貌した最盛期を迎えたのは２世紀半ばから３世紀初頭にかけてのこと。 ３６５年には地中海の北アフリカ東岸一帯を襲った大地震で壊滅的な打撃を受けた。 遺跡は現在でも総面積約６０ヘクタールの３割ほどしか調査が終わってないという。 ベスの塔 Tower of Bes サブラータでフェニキア時代から手付かずとされる一帯が広がっている。住居跡や 広場などが残っている。その中でひときわ目立つのがバスの塔、三角形の基壇の上に 高さ２５ｍの塔がそびえ立っている塔の中段には３頭のライオンに守られている。 まだ、調査が進んでおらずこの塔の役割もはっきりしていないそうだ。 フラビウス・ティルスの噴水 Flavius Tullus Fountain 人の名前で２世紀の人で水路建設に力を尽くしたことを記念して造られた。 噴水のある広場に西側には４本の列柱に囲まれた大理石の祭壇が残るバジリカがある。 地図でその当時の予想図を見るが素晴らしい街、歩いていたらひっそりと咲いている かわいい綺麗な花を見つける。建物の間からは地中海に続く道がある。 海に向いた浴場 Seaward Bath 地中海を一望する場所に残る美しいモザイクは浴場のあとだ。１〜２世紀頃ギリシア人に よって造られた。ローマ劇場のスタッフやアーチィストがこの浴場を使っていた。 浴場の横には公衆トイレがあり大理石の便座は冬は寒く、かつて裕福な人々は自分が 使用する前に奴隷を座らせて、便座を暖めたという。 アントニヌス神殿 Antonine Temple 高い基壇の上に本殿がある。この神殿はマルクス・アウレリウス・アントニウス帝と彼の 共同統治者ルキウス・ウェルスに捧げられたもので１６６年当時の神殿 ローマ劇場 Roman Theater サブラータ遺跡で楽しみにしていたローマ劇場は北アフリカで１番大きく状態の良いことで 知られている。コモドゥス帝の治世の１９０年の建設され始め２世紀中に完成した。 劇場は新市街の中心として機能するよう期待された。 周囲には舞台俳優などスタッフの居住区や浴場、ハラクレス神殿などが建てられた。 モザイクをふんだんに使った富裕層の邸宅が建ち並んでいた。 舞台正面基部のレリーフは白やピンクの大理石に、哲学者やハラクレスの彫像などが 彫られている。この劇場で最も多く上演されたこっけい劇場面が彫られている。 舞台に立つと列柱に支えられた３層構造の楽屋に圧倒される。幅３７ｍ奥行き７ｍの舞台 下にはＶＬＰルームや着替え室など３部屋があった。 半円形に取り囲まれた観客席はアーチで連結された支柱で同心の半円を配置して、 その半円どうしを丸天井でつないでいた。大きく３段わかれる観客席は ５０００人収容できた。観客は外壁に設けられた ２８ヶ所設けられたアーチから出入りをしていた。 今まで見た中で大きく、状態も良く最も素晴らしいと思いました。 |
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