緑鮮やかな山に囲まれた湖、ユリアンアルプスの最高峰標高2864mのトリグラフ山が映し出され、
湖に浮かぶまさに絵から飛び出てきたような、ロマンチックな風景。ここにメルヘンの世界が現実にある。スロヴァニア唯一の小島には、バロック様式の聖母マリア教会が自然を見守るように建っている。湖に浮かぶ島には手漕ぎボートで訪れる。小さな小舟で船頭さんは櫂一つで見事に船を操る。岸を離れた小舟は透き通る静かな湖面に水の跡だけを残しながら、ゆっくりと滑るように小島へ向かう。環境への配慮から湖ではモータボートの使用が禁止されている。
小島の高台にはスロヴァキア人の憧れの聖母マリア教会、結婚式の場所となっている。高台にある教会まで続く百段の階段を、花婿は花嫁を抱きかかえて昇らなくてはならない無事に階段を登り終えた二人は、晴れてこの教会で式を挙げることができる。教会内には{望みの鐘}と呼ばれる鐘がある。これを引っ張り、鐘が鳴ると願いが叶うといわれている。
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